どうも、ビアンアプリ研究部です。
女性同士が体の関係を持つとき、どうするの?と誰しも疑問を持ったことはあると思います。
男女や男性同士だとイメージしやすいですが、女性同士だとなかなかイメージしにくいかもしれませんね。
実は、レズビアンには「タチ」や「ネコ」という性役割があり、その性役割によって相手に行う行為も変わってきます。
今回は「女性同士での夜の営みや役割がわからない」という方の為に、
レズビアン当事者が、レズビアン性役割である「タチ」や「ネコ」について徹底解説します!
この記事を読み、女性同士の営みを理解した上であなたも最高の夜を過ごしちゃいましょう。
人によって性役割は違う
まずレズビアンと一口に言っても、人によって「性役割」は異なります。
男女の恋愛だと、男性が攻め・女性が受けの構図になりがちですが、女性の場合は人によって受けと攻めが違うのです。
そう伝えると一般のストレートの方は、
それならレズビアンはどちらかが男役になり、どちらかが女役になることが普通なの?
と思われがちですが、実はそういった「男役」「女役」という概念はなく、攻めか受けかの概念の方が強いのです。
実は、この性役割はレズビアンにとってとても重要なことで、うまく合致しないと別れの原因にもなってしまいます。
また、受け攻めがセックスパートナーによってコロコロと変わる場合もあるのです。
この攻め役の事を「タチ」といい、受け役のことを「ネコ」と言います。
タチが攻めて、ネコが受けになる。ビアンのセックスではこれが一般常識とされています。
性役割には○○寄りという認識がある
しかしながら「完全にタチ」「完全にネコ」という人ばかりが、レズビアンとして存在するわけではありません。
「タチ寄り」「ネコ寄り」というように、ボーダーレスな感覚でパートナーとのセックスを楽しむレズビアンの方が実際は多いのです。
そのため、タチ寄り、ネコ寄りと性役割を主張する人は少なくありません。
ちなみに、レズビアンはセックスの経験があまりない状態であれば、自分がタチなのかネコなのかまだ分かっていない場合もあります。
その場合、
私はたぶんネコ寄りかな?
など曖昧な表現にとどめ、タチとネコを経験しながら自分にあった役回りを選んでいくことが多いでしょう。
私は「タチ寄り」なのかな…と思って、彼女と付き合ったら「ネコ」に開花したなんてケースもたっくさんあります(笑)
バリがつくと性役割は決まる
レズビアンの中には「バリタチ」「バリネコ」と表現をする人もいます。
バリが付くと「完全にタチ」「完全にネコ」という意味になり、バリタチの人は攻めしかしませんし、バリネコの人は受けしかしません。
性役割は人それぞれなので、「攻めでしか興奮しない」「受けでしか興奮しない」と感じてしまう人は、ある程度いるのです。
「バリ同士」の場合、実際に付き合ってみてセックスをしたときに「性役割がマッチしない」ということが分かり、そのまま関係が途切れてしまう場合もあります。
性役割については割と重要なことなので、事前に交際相手に告げてくれる場合も少なくないでしょう。
自分の性役割ときちんと合うパートナーかは、何らかの方法で確認しておくのがおすすめですね。
それでは、次項以下で「タチ」「ネコ」の特徴をさらに詳しく解説していきましょう。
タチとは?
「タチ」とは「攻める人」のことです。
男女のカップルに当てはめると「男性役」というとわかりやすいでしょう。
「タチ」の人は、ネコを「満足させること」に快感を覚えるタイプ。
そのため、相手が快感を覚えることに影響されてタチ側の脳が快感を覚えるということが多いそう。
当然、タチといっても「タチ寄り」「バリタチ」と性役割の度合いがあります。
そのため、お付き合いする前には確認できた方が、今後の夜の営みに影響が出にくくなるので良いかと思います。
タチはボーイッシュに多い?
レズビアンは一般的に「ボイ」と「フェム」で大きく分けられます。
- ボイ・・・ボーイッシュなファッションをしていて、メイクもほとんどしない人が多い。基本、異性装をしている
- フェム・・・女性らしいファッションを好み、日常的にメイクもしている人
ボイは具体的には、ぱっと見て男性かな?と思うような姿をしている人が多いでしょう。
一方のフェムは、世間一般的にイメージされやすい大半の女性ですね。
ちなみに、ボイ・フェム以外にも「中性」というポジションもあります。
中性はその名の通り、ボイとフェムの中間。なので、メイクをする人もいればしない人もいますし、
メンズ服を着る人もいればそうでない人もいます。
具体的なイメージとしては、ぱっと見て男性か女性かわからない!というのが、ぴったりなイメージかもしません。
このように容姿別に分けると「ボイにはタチが多い」とイメージされがちですが、実はそんなことはありません。
フェムのスタイルのレズビアンでもタチを好む人は多いですし、ボイなのにネコのレズビアンも一定数います。
ボイなファッションだからといって、「タチ」だと決めつけないようにすることも重要ですね。
一貫して攻めるバリタチもいる
前述した通り、「バリ」が付くバリタチというレズビアンも存在します。
バリタチのレズビアンは、完全に攻めることしかしないため、基本的に相手に触れられることはありません。
ちなみに、バリタチの中には服すら脱がない、という「奉仕に徹底した」強者もいるのです。
そんなバリタチに多い悩みとしては、バリネコ人口の少なさ。
やはり、お互いに触れ合いたいビアン女性も少なくないため、
バリネコが少なくて相手探しに苦労する・・・。
という人も少なくないようです。
タチは爪を短くカットしている
レズビアンで「爪を短くカットしている人」はタチ、もしくは「タチ寄り」の可能性が高いです。
タチの女性にとって、爪を短く切ってケアしていることは、必要不可欠なマナー。
爪が長かったり、汚かったりすることでゲンナリされることも少なくないので、そのあたりのケアは怠らないようにしましょう。
常に「なにがあるかわからない」からこそ、ケアは大事ですね。
どうしても爪を切れない人(ネイリスト)などは、指につけるフィンドムなどの着用もおすすめ。
使用感などは以下で紹介していたので、ぜひみてみてくださいね。
ネコとは
タチの反対の存在が「ネコ」です。
タチから攻められることを快感に感じる、「受け」の役割のレズビアンですね。
タチから攻められるのが好きなので、基本的には受け身になります。
ネコの女性にはいくつかの特徴があるので、以下で説明していきたいと思います。
ネコ女性はだいたいネイルをしている?
レズビアンを自称する女性で「ネイルをしている」と、ネコの可能性が高くなります。
というのもタチであれば、指を使って相手を攻めることを前提としていますが、ネコであれば攻められることをメインに考えているからですね。
とはいえ、ネコでも職業柄爪を切っている女性もいますので、一概に「ネイルをしているからネコ」とはいえないでしょう。
モテるネコ女性は甘えるのがうまい
私の経験上、モテるネコ女性は「非常に甘え上手」です。
常に相手に行動させるような甘えるアクションをそつなく取ります。
いつも一緒にいて、上目遣いで甘えてくるビアン女性は、割と高確率で「ネコ」なので覚えておいてください(笑)
一方でそんなモテるネコだけでなく、「奥手なネコ」女性もビアン界には多くいます。
そもそもどう攻めれば良いかわからない、うまく相手にアプローチできないといった人ですね。
そういった女性の方が、ビアン界隈には多くいるということも覚えておくといいでしょう。
ネコ女性は天然っぽい
経験上、ネコ女性は「天然っぽい」ほわっとした雰囲気の方が多いです。
そんため、可愛いおっちょこちょいなミスも定期的にしてしまいがち。
そこがまた、タチのレズからすると「守ってあげたい」と思えるようになり、とても魅力的に映るんですね。
とはいえ、もちろんネコ=天然っぽいは人によります。
気が強そうだけど実は「ネコ」ってことも全然あるので、決めつけないのが大事ですね。
リバとは
ここまでは、「タチ」と「ネコ」について徹底解説をしてきましたが、
レズビアンの中には「リバ」と呼ばれる方も多くいらっしゃいます。
リバとは「セックスパートナーによってタチとネコをうまく使い分ける方」の事です。
攻めることでも興奮することが出来、受けることでも快感を得られます。
裏表両方という意味の英語「リバーシブル」を略して使われている言葉で、「タチ寄りのリバ」などというように表現されることもあります。
リバの女性は、時々の雰囲気や自分・相手の気分で性役割を絶妙にコントロールします。
また、パートナーとの関係性によっても「ネコ」「タチ」のバランスも変わるのが特徴ですね。
まとめ
今回は、レズビアンの「タチ」や「ネコ」について詳しく解説してきました。
レズビアン当事者の主観も併せて書いてみたので、
かなりリアルに感じていただけたのではないでしょうか?
リアルな女性同士の生活について知りたい!という方は、同性カップルの同棲の記事も読んでみてくださいね。
【同性カップル】女同士の同棲ってどんな感じ?リアルな実態を語る
そして今はパートナーがいないから、これから彼女を探したい!という方は、アプリでの出会いもおすすめ。
【優良】レズビアンの出会いアプリ5選を当事者がご紹介します!
「ネコ」「タチ」など性役割が明記されているものも多いので、自分にぴったりの相性の女性を見つけやすいのが良いですね。
登録料や月会費・退会料もかからないものが多いので、一度無料会員からはじめてみることをお勧めします。
とはいえ、レズビアンの愛情表現は、人それぞれ。
今回は敢えて「タチ」や「ネコ」「リバ」というようにハッキリと分かりやすく表現しましたが、
愛し合う2人には本当はそんな事はどうでもいいのかもしれませんね。
是非とも素敵なパートナーが現れた際には、二人にピッタリな関係性を築けるように努力していきたいものですね!